【対物事故や交通事故】格落ちの意味や補償

【対物事故や交通事故】格落ちの意味や補償

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【対物事故や交通事故】格落ちの意味や補償
 交通事故を起こしてしまった、新しく買う車が事故車だった…。

 そんな時に聞くのが格落ちという言葉がある。字が表しているように格が落ちることを指しているが、具体的にはどういった意味があるのだろうか。

 そこで今回は、格落ちの意味や補償についてまとめたいと思う。


格落ちとは

格落ちとは

そもそも格落ちとは


 格落ち(読み方:かくおち)とは、トラックや自動車が事故に遭ったことで、修理しても事故前の価値よりも落ちてしまうことを指す。

 格落ち以外にも、評価損や格落ち損とも呼ばれる。

 というのも。トラックや自動車は一度でも事故に遭うと、どれだけ綺麗に修理したとしても価値が下落する。

 例えば、事故に遭う前に300万円の価値があった自動車が、事故に遭うことで280万円の価値になった場合、差額の20万円が格落ちとなる。

格落ちする原因


 交通事故や追突事故などで、格落ちが起きてしまうが、その原因としては次のようなものが挙げられる。

  • 技術上の限界から生じる機能や外観の瑕疵
  • 将来の不具合や耐久性に対する潜在的危険性
  • 事故歴自体に起因する交換価値の減少(いわゆる取引上の評価損)


 また、格落ちとなる具体的な例としては次のようなものが挙げられる。

【格落ちとなる例】
  • 塗装など外観上に僅かな色ムラや色変化が残ること。 車の性能が落ちること。
  • 走行時にハンドルが振れる、車体の振動、異音がするなど車の機構や部品に不具合な部分が生じること。
  • 修理の不具合から車の使用期間が短縮されること。
  • 事故歴により下取り価格が低下すること。




格落ち損の算定方法など

格落ち損の算定方法など

事故による評価損の算定方法


 一般的に、交通事故や追突事故をされてしまった場合、格落ち損の補償がされることが多い。

 その評価損の算定方法には、次の2つの方法が用いられることが一般的となっている。

【評価損の算定方法】
  • 事故前後での査定額を実際に出してもらい、その差額を評価損とする方法
  • 修理費用の約1割~3割程度を評価損とする方法


 もちろん、これらの算定方法は決まったものではなく、事故ごとに妥当と思われる方法をとる。

 そのため、一般的にはこれらの方法が主流で、裁判所による判例でもそのような事例が多く見受けられる。

査定額による評価



 事故前後での査定額の差額を評価損とする方法では、ディーラーや修理工場、買取業者で査定してもらう。

 その際、事故前の査定は、状態を復元できないため、あくまでも事故が無かったものと仮定した状態で推定することになる。

 また、特定のディーラーなどとのつきあいがないような場合には、公的な機関(財団法人日本自動車査定協会)の査定士に有料で算定してもらうという手もある。

修理費用による評価



 修理費用の1割~3割を評価損とする方法は、裁判でよく使われる方法だ。

 現状復帰をする際に掛かった費用に対して、評価損を算出する方法で、車両や事故の度合いなどによって変わってくる。




格落ちの参考事例

格落ちの参考事例

事例その1


新車からの年数
4ヶ月
走行距離
2856km
車種
メルセデス・ベンツ/E430
修理費用
713万6800円
格落ち損
214万1040円(修理費の3割)


事例その2


新車からの年数
2年9ヶ月
走行距離
不明
車種
トヨタ/セルシオ
修理費用
166万円
格落ち損
33万2028円(修理費の2割)


事例その3


新車からの年数
12年以上
走行距離
3万km以下
車種
トヨタ/スープラ
修理費用
57万円
格落ち損
否定


 このように、実際の事例を掲載したが、車両や使用年数によって格落ち損が大幅に変わる。

 また、新車でないと格落ち損が認められないという意見もあるが、そういったことはない。

 基本的には、現状回復するために掛かった修理費用や査定額を基準とするため、事故を起こした車両が新車なのか、中古車なのかは関係ない。

 ただ、中古車になると、そもそもの価値が下がっているため、格落ち損の額も少なくなりやすい。



おわりに

 いかがだっただろうか。

 事故を起こした際に、少しでも高く補償を受けたいと考える方は多いと思う。

 先ほどにも書いたように、新車でないといけないといったことはない。

 保証会社に、これらの算出方法で、格落ち損の金額を提出してみてはいかがだろうか。

 このように、少しでも格落ちについて興味のある方にとって参考になれば幸いである。

~参考になったら、みんなにも教えよう~
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