【燃費改善技術】フレイトライナーのスーパートラックとは

【燃費改善技術】フレイトライナーのスーパートラックとは

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【新しい燃費改善技術】フレイトライナーのスーパートラックとは
 ガソリンや軽油価格が安くなったと思ったら再び高騰している昨今、いかに燃費を良くするか考えている人も多いのではないだろうか。
 アメリカのフレイトライナーという大型トラックブランドが燃費を2倍以上改善したスーパートラックを発表し話題になっている。
 そこで、そのスーパートラックとはなにか、またどういった燃費改善技術が取り入れられているのかをまとめたいと思う。


フレイトライナーとはなにか

フレイトライナーとはなにか

大型トラックのブランド・フレイトライナー


 日野や三菱ふそうといったトラックメーカーを知っている方でもフレイトライナーというブランドを知っている方は少ないのではないだろうか。

フレイトライナー(Freightliner)は、アメリカ合衆国の大型トラックのブランド。北アメリカ地域で大型トラックではシェア第一位である。
現在は、ダイムラーグループのダイムラートラックスノースアメリカLLC(Daimler Trucks North America LLC )がこのブランドのトラックを製造販売している。一部ではフリートライナーの表記も見られる。

フレイトライナー



 このように、フレイトライナーは、北アメリカで活躍する大型トラックのブランドである。
販売しているトラックをみてみると次のような車種がある。

  • M2 112
  • M2 106
  • Cascadia
  • Cascadia Evolution
  • Coronado

 基本的には、市街地で使われるものが多いため、寝室部分の無いデイキャブモデルが多い。


燃費を2倍以上に改善したスーパートラック

燃費を2倍以上に改善したスーパートラック

ハイテク装備により燃費を大幅に改善


 フレイトライナーがこのスーパートラックを開発した経緯は、米エネルギー省がメーカーに対し、輸送効率全体を2009年比で50%以上改善するトラックの開発を求めた「スーパートラックチャレンジ」に対応するプロトタイプで、開発には5年の歳月を掛けられている。

 このスーパートラックチャレンジは2010年に始まり、最近までは50%の輸送効率改善を達成するメーカーが現れていなかったが、2014年にようやく「カミンズ」が76%改善するトラックを発表。 その1年後の2015年、フレイトライナーが発表した「スーパートラック」は輸送効率を115%改善した。

Daimler Trucks North America’s (DTNA) SuperTruck program has achieved 115 percent freight efficiency improvement - surpassing the Department of Energy (DOE) program’s goal of 50 percent improvement and exhibiting the best results of all reporting OEMs. The SuperTruck was unveiled today at the 2015 Mid-America Trucking Show (MATS) in the Freightliner Trucks booth (#30125).

To validate the lofty targets set by the DOE, DTNA engineers conducted a series of tests. To measure freight efficiency, DTNA ran vehicle testing on highway routes in Oregon and Texas, one city route in Portland, Ore., and anti-idle testing in both a cold chamber and hot chamber. These tests resulted in a combined 115 percent freight efficiency improvement over a 2009 baseline truck.

Daimler’s SuperTruck Program Exceeds Goals



 では、どのような技術で燃費改善を行ったのかまとめてみようと思う。

  • 牽引車に新幹線のような流線型デザインを導入
  • 高速走行時にはサスペンション車体を低く保つ
  • 側面にタイヤやトレーラー間のギャップを埋めるサイドボードを設置
  • トランスミッションはGPSと接続(地形に応じて最適なギアを自動選択)
  • 牽引車とトレーラーのルーフには太陽光パネルを設置
  • 車両全体で320kgほどの軽量化

 このように、燃費を良くするために車両自体のデザインの設計や太陽光を利用するなど最先端の技術が盛り込まれている。

 タイヤやトレーラー感に設置されたサイドボードでは、乱気流の発生を排除し、トランスミッションをGPSと接続することでギアを自動選択することができる。

 また、これらの新しい技術を盛り込んでいるにもかかわらず、車両自体は320kgも軽量化されている。

 実際に、テキサス州からオレゴン州にわたって実施された走行テストでは、積荷約30t、速度約105km/h で約500km走行した場合の実測燃費5.2km/lを記録。

 日野・プロフィアや三菱ふそう・スーパーグレードなどの燃費は、軽油1リットルあたり2~3km

 それを考えると、フレイトライナーのスーパートラックの実測燃費がいかにすごいかが分かるのでは無いだろうか。




今後の課題やスペック・画像など

今後の課題やスペック・画像など

課題・改善点


 まず、このスーパートラックの今後の課題としては、製造コストの削減が挙げられるだろう。

 これほどの、最先端技術を盛り込んでいるとなると、開発コストはかなりの金額に膨れ上がっていると予想される。

 また、このクオリティを維持したまま、安く実用化することが求められるのではないだろうか。

 さらに、良くするために、カスタムエンジン定格の見直し、インテリジェント・パワートレイン管理の改善、トレーラーのエネルギー効率、タイヤの見直しなど様々なところがあるようだ。

 電子部分に関しては、電化補助、制御パワーステアリングなど、燃費改善に繋がりそうな点はまだまだある。

 もちろん、このスーパートラックが日本に入ってくる予定はまだないが、日本の企業も負けて入られないのではないだろうか。

画像


 スーパートラックの公開されている画像をまとめてみた。日本のトラックとは、見た目から違うのが分かる。

スーパートラックの画像1 スーパートラックの画像2 スーパートラックの画像3

スペック


 このスーパートラックのスペックなどを知りたいという方が多いと思うが、調べてみたところまだ公開されていないようだ。

 公式サイトは、こちらにまとめたので参考にして欲しい。

[公式サイト]
Freightliner SuperTruck
プレリリース情報




おわりに

 いかがだっただろうか。

 ダイムラーは自動運転トラックなど新しい技術も開発しているが、こういった燃費改善技術も取り入れている。

 実用化されるまでは、まだまだ時間が掛かるとは思うが、近い将来には、より燃費改善されたトラックが出回るのではないだろうか。

 日野や三菱ふそう・いすゞなど日本にも優秀なトラックメーカーがあるが、海外のメーカーにも目をやると優れた技術がまだあるかもしれない。

 このように、少しでも自動車・トラックに興味のある方にとって参考になれば幸いである。

~参考になったら、みんなにも教えよう~
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  • 2015/07/29 17:44
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  • 2015/07/30 23:09
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