スーパーチャージャーとは?その仕組みなど

スーパーチャージャーとは?その仕組みなど

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スーパーチャージャー?
 トラックのエンジンにはターボチャージャーという過給器が付いたものが多い。
しかし過給器には、ターボだけではなく、スーパーチャージャーというものもあることをご存知だろうか?

 そこで今回は、スーパーチャージャーについてまとめてみたので、参考にして欲しい。

スーパーチャージャーとは

ルーツ式
【過給器】
 スーパーチャージャーとは、広義では過給器そのものを指すが、狭義では機械式スーパーチャージャーを指す。
広義の場合、ターボ式スーパーチャージャー(ターボチャージャー)も含めてスーパーチャージャーと呼ぶが、ターボと分けるために一般的には狭義の方のスーパーチャージャーを指すことがほとんどだ。

 そういったことからも、今回は狭義の意味でのスーパーチャージャーについて説明する。


【エンジンの動力による過給】
 スーパーチャージャーは、エンジンのクランクシャフトの動力や、モーターを利用して過給を行うという特徴がある。
良く比較されるターボチャージャーとは、エンジンの排気ガスを利用して過給を行うという違いがある。


【低回転でも過給効果が高い】
 また、エンジンの動力を利用するため、低回転から過給をすることができ、全体的にスムーズに過給が可能という特徴がある。


【トラックでの利用】
 トラックのエンジンでは、ターボチャージャーを採用することが圧倒的に多く、スーパーチャージャーのトラックを見かけたことはない。
ただ、軽トラックのスバル・サンバーは、スーパーチャージャーを搭載したモデルが販売されていたことがあった。

スーパーチャージャーの仕組み

ルーツ式
ルーツ式
【スーパーチャージャーの種類】
 一口にスーパーチャージャーといっても圧縮機の種類によって、様々な方式がある。
しかし、全体に言えることは、クランクシャフトの動力や、モーターなどを利用した過給器であるということだ。
それぞれの方式と、その仕組を簡単にまとめてみた。

遠心式
航空機用に開発された遠心式圧縮機を利用した方式を遠心式という。
元々は航空機用だったが自動車で使用することもある。
ルーツ式
2つのローターが噛み合うことで空気を送り出す方式をルーツ式と呼ぶ。
内部圧縮が無いため、高圧下級には不向きである。
だが、その構造上コストを抑えることができるため、よく利用される方式でもある。
また、ルーツ式スーパーチャージャーとターボチャージャーを併用したものをツインチャージャーという。
リショルム式
2つのローターを噛み合わせることで加給する方式をリショルム式と呼ぶ。
ルーツ式との大きな違いは、リショルム式には内部圧縮があるため、高圧加給でも過給効率が低下することはないということだ。
スクロール式
2つの渦が回転することで圧縮を生むのがスクロール式だ。
渦の外側から内側にかけて圧縮される。
ちなみに、エアコンの室外機にもこの方式とほとんど同じものが使用されている。
ベーン式
ハウジングの中の軸により動くローターと、ローターの受け軸にある複数のベーンプレートなどで構成されるものをベーン式という。
液体のポンプに使われるスライディングベーンポンプとほとんど同じ構造である。
レシプロ式
自動車に使われているエンジンと同じ構造によって加給する方式をレシプロ式と呼ぶ。
ピストンとコンロッドなどで構成されており、レース用のオートバイなどに採用されていた。

おわりに

 いかがだっただろうか。
トラックでは、ターボチャージャーの方が主流になってしまっているが、スーパーチャージャーはスポーツカーなどでは未だに採用されることのある過給機だ。
方式はたくさんあって難しいが、エンジンの動力を利用し、低回転から高回転までバランスよく加給できる過給器であるということである。
この記事が少しでも役に立てば幸いである。

~参考になったら、みんなにも教えよう~
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