エンジンの縦置きと横置きの違いやメリットとは?

エンジンの縦置きと横置きの違いやメリットとは?

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縦置きと横置きの違い
 エンジンルームを見てみると、エンジンが縦置きになっているものと横置きになっているものがある。
なぜ置き方を統一していないのだろうか?

 そこで今回は、エンジンの縦置きと横置きの違い、そのメリットについてまとめてみたので参考にして欲しい。


              
                                                           

縦置きと横置きの違い

ランボルギーニ・ミウラ
【駆動方式によって違う】
 車の進行方向に対して、エンジンを縦に配置するものを縦置き、横に配置するものを横置きと呼ぶ。

 一般的には、車の駆動方式によって縦置きと横置きを使い分けているようだ。

 FRやMRの場合、後輪駆動となるため、ミッションを介してエンジンの動力を縦方向のプロペラシャフトに伝達する必要がある。
そのため、エンジンを縦置きにしたほうが力を伝達する効率が良い。

 それに対し、FFなどの前輪駆動は、エンジンルームの下にある横に向いた前軸(ドライブシャフト)に力を伝達する。
その場合は、エンジンを横置きにしたほうが、効率良く力を伝達することができるのだ。


【Tips】
後輪駆動でV型12気筒エンジンを搭載しているランボルギーニ・ミウラなどの一部の車種では、縦置きではなく横置きに配置することもある。

メリットやデメリットなど

縦置きエンジン
縦置きエンジン

縦置き


【メリット】
 エンジンを縦置きにすることで、下記のようなメリットがある。

長いエンジン
直列6気筒やV型8気筒といった長さのあるエンジンでも縦置きなら容易に配置することが出来る。
そのため、トラックや大型車、高級車に多い。
サスペンション
縦置きにすることで、左右にスペースが生まれるため、比較的自由にサスペンションの仕様を設計することが可能。
左右のバランス
カーブなどを旋回した時に、左右方向の重量バランスが崩れにくい。


【デメリット】
 上記に対し、下記のようなデメリットがある。

前後のスペース
縦に長いエンジンを積むと、エンジンルームの前後のスペースがなくなってしまい、結果的に車内のスペースが狭くなることがある。
前後のバランス
加速や減速に合わせて前後の重量バランスが崩れやすくなる。




横置きエンジン
横置きエンジン

横置き


【メリット】
 エンジンを横置きにすると、下記のようなメリットがある。

前後のスペース
エンジンを横置きにすると、前後のスペースに余裕が出来るため、車内を広くすることが可能となる。
クラッシャブルゾーン
また、前後のスペースを活用して、十分なクラッシャブルゾーンを確保することができる。
前後のバランス
縦置きに対して、加速や減速時の前後の重量バランスが崩れにくい。


【デメリット】
 メリットに対し、下記のようなデメリットもある。

サスペンション
横幅があるため、サスペンションの仕様に制限が生まれる。
大排気量エンジン
気筒数の多くなる大排気量エンジンの場合、横置きが不可能なことが多い。
そのため、軽自動車や小型車に多く見られる。
左右のバランス
旋回した際に、左右の重量バランスが崩れやすくなる。


【Tips】
クラッシャブルゾーンについては、こちらの記事を参考にして欲しい。
衝突安全ボディとは?保険料も安くなる?

おわりに

 いかがだっただろうか。
進行方向に対して縦に置くのが縦置き、横に置くのが横置きで、それぞれ駆動方式や排気量によって配置を変えることが多いということがおわかりいただけただろうか?
この記事が少しでもあなたの役に立てば幸いである。

~参考になったら、みんなにも教えよう~
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