V型エンジンとは?仕組みやメリット・デメリットなど

V型エンジンとは?仕組みやメリット・デメリットなど

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V型エンジンの仕組み
 高級車などに搭載されることの多いV型エンジン。
しかしV型エンジンとは、そもそもどのようなエンジンなのだろうか?

 そこで今回は、V型エンジンの仕組みやメリット・デメリットなどについてまとめてみたので、参考にして欲しい。

V型エンジンについて

V型エンジン

V型エンジンとは


【左右交互に配置されたシリンダー】
 V型エンジンとは、シリンダーヘッド左右に分かれているエンジンのことだ。
厳密には左右のシリンダーにあるコンロッドが、共通のクランクピンを使用するエンジンを指すそうだ。

 また、V型といっても角度は様々で45°や90°に開かれたものがある。
その中でも180°の角度のものがあり、水平対向エンジンに含まれるが、左右で共通のクランクピンを使用している以上、構造上はV型エンジンとなる。

 V型エンジンは、後述するメリットの面で高級車などに使用されることが多い。
以前はトラックでもV型8気筒やV型10気筒エンジンなどを搭載していたが、現在では直列6気筒ターボエンジンを搭載することがほとんどだ。

【Tips】
直列エンジンについては、こちらの記事を参考にして欲しい。
直列エンジンとは?そのメリットやデメリットなど



V型エンジンの仕組み


【共通のコンロッド】
 V型エンジンの仕組みは、基本的にはどのエンジンとも違いはなく、クランクシャフトとカムシャフトが回転することでピストンが動き動力を得るというものだ。

 強いて違いを挙げるとすれば、V型エンジンは左右のシリンダーのコンロッドが共通のクランクピンを使用しているため、水平対向エンジンとは異なりピストンの動きは左右対象にはならない。
※コンロッドとはクランクシャフトの回転をピストンの動力に変換する部品

 詳しくは、この動画を見て欲しい。


メリットやデメリット

V型8気筒エンジン

メリット


【短いエンジン】
 直列エンジンの場合、気筒数が増えるとその分エンジンが長くなるというデメリットがあるのだが、同じ気筒数で比較するとV型エンジンの方がはるかに短いエンジンを作ることが可能だ。
幅は広がってしまうが、長い直列エンジンよりもエンジンスペースを有効に使うことが出来る。


【クランクシャフトの剛性】
 エンジンの長さが短くなるため、その分クランクシャフトも短くなる。
長いクランクシャフトの場合、ねじり振動が発生しやすくなるが、短いクランクシャフトなら剛性も高まる。


【静かで振動も少ない】
 V型エンジンはその構造上、一次振動という振動が打ち消されるため、静かで振動が少ない。
そういった理由から高級車に使用されることが多いのだ。



デメリット


【複雑な構造】
 直列エンジンと比較してしまうと、その構造は複雑である。
そのため、メンテナンス性があまり良くないと言えるだろう。


【重量が重くなる】
 V型エンジンは、構造が複雑であるため、多くの部品を使用する。
その結果、エンジン本体の重量が重くなってしまう。

【吸排気のレイアウト】
 構造が複雑であるため、吸排気のレイアウトが制限されることがある。

おわりに

 いかがだっただろうか。
シリンダーを左右に分け、V字型の形状をしているエンジンのことがV型エンジンであるということがおわかりいただけただろうか?
また、V型エンジンは静寂性や振動に強く、高級車に使用されることが多いエンジンだ。
V型エンジンに関して、この記事が少しでもあなたの役に立てば幸いである。

~参考になったら、みんなにも教えよう~
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