タイヤの偏摩耗の原因とは?

タイヤの偏摩耗の原因とは?

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タイヤの偏摩耗の原因
 タイヤの空気圧でも調整しようかとタイヤを見たら、外側だけすり減っていたり、内側だけすり減っていたりすることがある。

 しかし、なぜタイヤは偏摩耗をしてしまうのだろうか?
今回は、タイヤの偏摩耗の原因についてまとめてみたので、偏摩耗に悩んでいる方は読んでみて欲しい。

中央摩耗

中央摩耗
【空気圧が高すぎる】
 タイヤを正面から見た時に、中央だけやたらと減っている状態を中央摩耗と呼ぶ。
中央摩耗をしてしまう原因の多くは、タイヤに空気を入れすぎているということだ。

 空気がパンパンに入っているため、タイヤが膨張して中央面しか地面と接地しなくなってしまうことで中央摩耗を起こしてしまうのである。
確かに、空気圧は規定値よりも少し多めに入れることで様々なメリットがあるが、あまり入れすぎてしまうと、このように偏摩耗を起こす原因となってしまうで注意が必要だ。


【後輪駆動車の後輪でも】
 また、空気圧が適正でも中央摩耗を起こしてしまうことはある。
それは、後輪駆動車(FR車)の後輪に多い。

 なぜFR車の後輪は中央摩耗を起こしやすいのかというと、駆動軸に車体の重量が垂直にかかるからだ。
FF車(前輪駆動車)の場合には、操舵することによって摩耗が分散されるが、後輪駆動車の場合だとタイヤが左右に動くことがないため、摩耗が早くなる。

【Tips】
空気圧については、こちらの記事を参考にして欲しい。
トラックのタイヤの空気圧、入れ方や目安について

両肩摩耗

両肩摩耗
【空気圧が低すぎる】
 両肩摩耗というのは、タイヤの両端だけが摩耗していく状態のことだ。
両肩摩耗を起こす主な原因は、タイヤの空気圧が低すぎることにある。

 タイヤの空気圧が規定値よりも低い場合、車両重量によってタイヤが潰れることで両肩ばかり地面と接地するようになる。
それが原因で、両肩ばかりが摩耗してしまうのだ。


【過積載の場合も】
 空気圧が適正にもかかわらず両肩摩耗を起こしてしまうということもある。
それは、車検証上で決められている以上の荷物を積載したり、乗車定員を大幅にオーバーして走行してしまうことで、タイヤの空気圧が低い時と同じようにタイヤが潰れてしまい両肩摩耗が進んでしまう場合だ。

 自動車は、バランスよく設計されているのはご存知だと思うが、それはタイヤでも同じことなのである。
過積載や定員オーバーをせずに運転をして欲しい。


【頻繁な急カーブ】
 速い速度で頻繁に急カーブをすることでも、摩擦力が遠心力に耐えられずに両肩摩耗を促進してしまう。
この場合は、安全運転を心がけるだけで偏摩耗を防止することが出来るだろう。

外減り

外減り
【ポジティブキャンバー】
 車を正面から見た時に、タイヤの外側だけが摩耗している状態を外減りと呼ぶ。
この外減りは、キャンバー角が外側に設定されているポジティブキャンバーの車両に多く見られる。

 キャンバー角を調整することで外減りを解消する事ができるが、下記のトーインが原因かもしれないので、どうせ調整するなら全体的に調整するアライメント調整を行ったほうが良いだろう。


【トーイン】
 キャンバー角以外でも、トー角を内側にセッティングするトーイン状態にすることが原因となって、外減りを起こしてしまう。
多少のトーインならメリットも得られるが、極端にトーインにするのはあまり良くないだろう。
キャンバー角と合わせてアライメント調整をすることで解消されるだろう。

【Tips】
キャンバー角やアライメントについては、こちらの記事を参考にして欲しい。

内減り

内減り
【ネガティブキャンバー】
 タイヤを正面から見た時に車両の内側部分だけ減っている状態を内減りと言う。
内減りをしてしまう車両に多いのは、キャンバー角を内側に傾けるネガティブキャンバーにしている車両だ。

 特に普通車で、サスペンションを社外品の物に交換したりして車高を下げている車に多く見られる。
もし足回りのパーツを交換しているのであれば、アライメント調整を行って欲しい。


【トーアウト】
 好んでトーアウトにしない限り、なかなかトー角を外側に傾けるトーアウトにすることはないと思うが、トーアウトにすることで内減りを起こしてしまうのだ。
特に、縁石などに乗り上げた経験のある車両なら、アライメント調整を行った方がいいだろう。

皿状摩耗

皿状摩耗
【急ブレーキなど】
 タイヤが一部分だけ極端に摩耗しているような状態を皿状摩耗と呼ぶ。
普通に考えれば一部分だけ消しゴムのようになくなってしまうなんてありえないことだ。

 皿状摩耗を起こしてしまう原因の多くは、急発進、急ハンドル、急ブレーキといった極端な運転だ。

 特に趣味でドリフトなどを行う車両なら、それこそ消しゴムのようにタイヤが磨り減ってしまうだろう。
皿状摩耗に困っているなら、安全に配慮した運転を心がけることで防ぐことが出来るだろう。

おわりに

 いかがだっただろうか。
一口に偏摩耗と言っても、摩耗のしかたにも種類があり、それぞれに原因があるということがおわかりいただけただろうか?
大体の場合は、空気圧やアライメント調整をすることで軽減することができるが、人によって運転の仕方などは異なるため完全に偏摩耗しないということは不可能に近いということも忘れないで欲しい。
あなたが偏摩耗で悩んでいる時に、この記事が少しでも役に立てば幸いである。

~参考になったら、みんなにも教えよう~
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