トー角とは?調整によるメリットなど

トー角とは?調整によるメリットなど

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トー角とは?
 タイヤの直進性能や旋回性能を向上させるためには、様々な物を微調整する必要がある。
その中の一つが、トー角である。

 今回は、トウ角とはどの部分の角度なのか、また調整によってどのようなメリットがあるのかについてまとめてみたので、是非読んでみて欲しい。


              
                                                           

トー角について

トー角
【トー角とは】
 トー角というのは、車両を真上から見た時に進行方向に対してタイヤが内側や外側を向く角度のことである。
フロントタイヤのトー角をフロントトー、リアタイヤのトー角をリアトーと呼ぶ。
また、トー角が内側に向いている状態をトーインと呼び、プラスで表す。
同様に外側に向いている状態をトーアウトと呼び、マイナスで表す。

 世界的には、トー角を+0°03や、-0°05などと角度で表記するが、日本は少し独特で+3mmや、-2mmといったミリメートルで表記することがほとんどなのだ。
最近では、海外式の測定器が普及し始めているので、角度で表記することも増えだした。

 ちなみに、ミリメートルで表す場合には、タイヤの後端の左右間の長さから、タイヤの前端の左右間の長さを引いた数で計算することが出来る。


【トー角の役割】
 トー角は、直進安定性やハンドル操作の機敏性などを向上させる役割がある。
また、キャンバー角に応じた角度にすることでタイヤの偏摩耗を防ぐことも出来るのだ。

トーイン、トーアウトに調整するメリット

スキー
スキーのように

トーイン


【内側を向いている状態】
 トーインとは、先ほど少し説明したが、タイヤが内側を向いている状態のことを指す。
基本的に販売されている車両のほとんどは、トーゼロ(+-0)~少しだけトーインで設計されている。

 というのも、トーインにすることで直進安定性が高くなり、轍などでハンドルを取られづらくなるのだ。
また、ハンドルの操作差に対して車体が機敏に反応するというメリットもある。
スキーで足を「ハの字」にする感覚と同じだ。

 しかし、あまりトーインに調整しすぎると、車体が機敏に反応するため運転者が疲れてしまうため、ほんの少しトーインにすることが多いようだ。


【リアタイヤのトーイン】
 リアをトーインに調整すると、特に旋回性能の向上が期待できる。
簡単に説明すると、例えば右旋回をしている場合、車両の重心は左に寄る。
するとトーインに設定されている左リアタイヤは右方向を向くため、旋回性能が向上するのだ。


【車検で調整】
 車検の検査項目には、サイドスリップというものがあり、これはキャンバー角とトー角の兼ね合いによる直進性を検査するものだが、主にトー角で調整することが多い。
サイドスリップが規定値外になると、ハンドルから手を離して進んだ時に左右のどちらかに流れてしまうのである。



トーアウト


【外側を向いている状態】
 トーアウトとは、タイヤが外側を向いている状態のことを指す。

 街を走行する場面においてトーアウトに調整するメリットはそれほどない。
というのも、トーアウトにすると、ハンドル操作時の機敏性が失われ、直進安定性も低下することがほとんどだからである。

【レースなどでは】
 しかし、レースに出る様な車両の場合では、トーアウトにセッティングすることも良くあるそうだ。

 フロントトーアウトにセッティングするとコーナリング時の速度を低下させづらく、コーナーを素早くを走行することができるのだ。
というのも、リアトーインの時と反対で、タイヤが旋回方向に向きすぎないため、遠心力に負けずに走行できるためである。

 ただし、キャンバー角やキャスター角などのセッティングと上手く組み合わせる必要がある。



トー角に関する動画

 これは、トー角について解説している動画である。
映像で見たほうがトー角を直感的に理解することが出来るかもしれない。

おわりに

 いかがだっただろうか。
基本的に、普通に運転する分にはトーゼロ~少しだけトーインに調整することが多いということがおわかりいただけただろうか?
また、調整をする時には、その他のキャンバー角などとの兼ね合いも見つつ調整したほうがいいだろう。
この記事が、あなたにとって少しでも役に立てば幸いである。

~参考になったら、みんなにも教えよう~
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