キングピン角(SAI)の役割とは?

キングピン角(SAI)の役割とは?

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キングピン角の役割?
 車が走る上でタイヤはとても大切な要素である。
そんなタイヤ付近の様々なパーツを微調整することで、ちゃんと真っ直ぐ前進する事が出来るのだ。

 その中でも今回は、キングピン角という角度の持つ役割についてまとめてみたので、興味のある方は読んでみて欲しい。

キングピン角(SAI)とは

キングピン角とは
【キングピン軸の傾斜角】
 キングピン角とは、ハンドルを切った時にタイヤが回転する中心軸であるキングピン軸の傾斜角のことである。
少し前まではKPI角と呼ぶこともあったが、最近ではSAI角と呼ぶことも増えている。

 トラックなどのリジットアクスルタイプの車両の場合、キングピンという部品があり、そのキングピンの中心軸の傾斜角を指す。
※ちなみに、現在普及されている独立懸架式の場合はキングピンという部品はないため、キングピン軸とは仮想の軸ということになる。


【キャンバー角と合わせて包括角度という】
 このキングピン角と、隣接しているキャンバー角を合わせた角度を包括角度という。
また、包括角度はIAと呼ばれることもある。

【Tips】
キャンバー角について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にして欲しい。
キャンバー角とは?調整するメリットなど

キングピン角の役割

タイヤ
【キングピン角は調整出来ない】
 基本的に、キングピン角は調整する事ができない。
このキングピン角はあくまで、メーカーの設計段階で決められた角度でありその車両の設計理念によって4度~20度くらいで設計されるようだ。

 では、このキングピンにはどのような役割があるのかを紹介しよう。


【旋回後のステアリングの戻り】
 曲がり角を曲がった後、自然とハンドルが真っ直ぐに戻ることがあるが、これはキングピン角のおかげのなのだ。
というのも、キングピン角は車両の直進性を確保するために絶妙な角度で設計されているからである。


【タイヤからの衝撃の軽減】
 キングピン角が大きいと、キングピンオフセットが小さくなりタイヤが受ける衝撃をハンドルへ伝えにくくするのである。

 ちなみに、キングピンオフセットと言うのは、キングピン軸を真っ直ぐ伸ばしたて路面に当たるポイントと、タイヤの中心線と路面が垂直に交わるポイントの距離のことである。


【ハンドルを軽くする】
 キングピンオフセットが小さい場合、つまりキングピン角が大きい車両は、ハンドル操作が軽くなるのである。
これにより、安定したハンドル操作を可能としている。

キングピン角に関する動画

 この動画は、どの部分がキングピン角なのかをわかりやすく紹介しているものだ。



おわりに

 いかがだっただろうか。
キングピン角というのは、タイヤを回転させるための中心軸の傾斜角のことであり、SAIとも呼ばれる。
このキングピン角は、主にハンドルを真っ直ぐに戻そうという力に作用したり、タイヤからの衝撃を和らげたりする役割があるということがわかっただろうか?
この記事が、あなたにとって少しでも役に立てば幸いである。

~参考になったら、みんなにも教えよう~
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