タイヤに窒素を補充した時の効果やメリットとは?

タイヤに窒素を補充した時の効果やメリットとは?

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タイヤに窒素を入れると?
 カー用品店やガソリンスタンドで「タイヤに窒素を入れませんか?」などと言われる事があるだろう。
あなたは、タイヤに窒素を補充することでどのような効果があるのかをご存知だろうか?

 そこで今回は、タイヤに窒素を補充するメリットや、その効果についてまとめてみたので、参考にして欲しい。

良く言われている効果

タイヤ

様々なメリットがあると言われている


【燃費まで良くなる?】
 タイヤ内の空気を窒素(90%以上)で補充することでなにか効果があるのだろうか?
カー用品店などの宣伝文句としては、タイヤに窒素を補充すると以下の様な効果があると言われている。

[タイヤに窒素を入れるメリット?]
  • 空気圧が低下しにくい
  • 燃費が良くなる
  • ロードノイズが低減する

 これらを見るとタイヤに窒素を補充する事はとても素晴らしく、むしろなぜ今まで窒素を補充してこなかったのかと自分を恨んでしまいそうだ。
しかし、本当にタイヤを窒素で満たすだけでここまでの効果があるのだろうか?

効果を実感することは出来るのか?

熱心に教えてくれる人

空気圧は低下しにくくなるのか


【窒素はゴムを透過しづらい】
 窒素は、タイヤのゴムの透過率が酸素などよりも低いため、タイヤ内の空気を窒素で満たすことでたしかに空気圧は自然に低下しにくくなるようだ。

 私たちが吸ったり吐いたりしている空気は窒素が75%、酸素が20%とその他の気体で構成されているそうだ。
もちろん、タイヤに入っているのも呼吸している空気と同じである。

 つまり、この酸素20%分は、空気圧の自然低下を軽減することが出来そうだ。



燃費が良くなるのか


【窒素は酸素よりも軽い】
 タイヤに窒素を入れる燃費がよくなると言われる理由は、窒素は酸素よりも軽いからである。
とはいっても、燃費に影響するほど軽いのだろうか?

 酸素20%を窒素に入れ替えたとしても変化する主さは、1本あたり数グラムのようだ。
タイヤを交換すると、ホイールのバランスを取るために何十グラムという重りを貼ったりすることを考えると、タイヤ内の空気の重さなんて微々たるものであることがわかるだろう。

 もし仮に窒素にするだけで体感できるほど燃費が良くなるのであれば、自動車メーカーが出荷の際に窒素を補充しているはずだ。
そうしたことからも、タイヤの空気を窒素にするだけで燃費が良くなるとは考えにくい。



ロードノイズの低減になるのか


【窒素は音が伝わる速度が遅い】
 ロードノイズの低減になると言われている理由は、窒素は音が伝わる速度が遅いからということのようだ。
確かに酸素などと比較すると窒素は音の伝わる速度が遅いようだが、それがロードノイズの低減に関係しているのだろうか?

 例えば、吸い込むと声が高くなってしまうヘリウムガスという気体がある。
あなたも一度くらいは試した事があるのではないだろうか?
ヘリウムガスは、音の伝わる速度がとても速いために、音(声)が高くなるのだ。
しかし、音の伝わる速度の速いヘリウムガスを吸ったからといって声が大きくなることはない。
なぜなら、音の伝わる速度と音量は関係ないからである。

 そもそも、ロードノイズというのは、タイヤの溝と路面から発生される音なので、タイヤ内にどんな空気が入っていようがロードノイズに変化はないはずだ。



あまりメリットは感じられない


【料金を払うほどではないか?】
 上記のことを考慮すると、わざわざ料金を支払ってまでタイヤに窒素を入れようとは思えないのではないだろうか?
ちなみに、タイヤ1本あたり¥500前後で窒素を入れてくれるようだが、大型トラックなどでタイヤが10本近くある車両の場合は¥5,000近くもの出費になってしまう。


【こまめな空気圧の点検を】
 窒素を入れることで、タイヤの空気圧の自然低下を軽減することは出来るが、お金をかけて窒素を入れるくらいならこまめな空気圧の点検をしていたほうがいいのではないだろうか?
トラックのタイヤの空気圧に関しては、こちらの記事を参考にして欲しい。
トラックのタイヤの空気圧、入れ方や目安について

おわりに

 いかがだっただろうか。
タイヤに窒素を入れることで、空気圧の自然低下をある程度防ぐことが出来るようだが、それ以外に言われている効果はあまり実感することはできなそうだ。
もし、あなたがタイヤに窒素を補充しようか考えている時にこの記事が参考になれば幸いである。

~参考になったら、みんなにも教えよう~
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