トラックの巻き込み防止装置とは

トラックの巻き込み防止装置とは

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巻き込み防止装置とは
 トラックはその長さから、巻込み事故を起こしやすい。
そんな巻込み事故の被害を少しでも軽減するために、トラックには巻き込み防止装置というものが付いている。

 そこで今回は、トラックの巻き込み防止装置とはどのようなものなのかについてまとめてみたので参考にして欲しい。

トラックの巻き込み防止装置って?

巻き込み防止装置
【巻き込みを防止するすのこ】
 巻き込み防止装置というと、画期的な装置が出てくるのではないだろうかと期待してしまうが、そんな大袈裟な装置ではない。

 巻き込み防止装置とは、一言で言うと横に長いすのこ、あるいは三本の棒のようなものである。
おそらくあなたも見たことがあると思うが、この画像に写っているのが巻き込み防止装置である。

【Tips】
巻き込み事故を引き起こす内輪差について知りたい方は、こちらの記事を参考にして欲しい。
トラックの内輪差とは?計算方法など


巻き込み防止装置についての保安基準

トラクターの巻き込み防止装置
トラクターの巻き込み防止装置

取り付けるトラックとは


【保安基準で定められている】
 この巻き込み防止装置は、全てのトラックに取り付けなければならないわけではなく、ある条件を満たすトラックに取り付けなければならないのだ。

 その基準は、道路運送車両の保安基準にて以下のように定められている。

第十八条の二
貨物の運送の用に供する普通自動車及び車両総重量が八トン以上の普通自動車(乗車定員十一人以上の自動車及びその形状が乗車定員十一人以上の自動車の形状に類する自動車を除く。)の両側面には、堅ろうであり、かつ歩行者、自転車の乗車人員等が当該自動車の後車輪へ巻き込まれることを有効に防止することができるものとして、強度、形状等に関し告示で定める基準に適合する巻込防止装置を備えなければならない。

道路運送車両の保安基準


 言い回しがわかりづらいが、簡単に説明すると、「バスを除く貨物を運搬する車両総重量が8t以上の普通自動車の側面には頑丈な巻き込み防止装置を付けなさい」ということである。
車両総重量が8t以上というと大型自動車に分類されるトラックだ。

 しかし、実際には安全性を向上させるために、大型トラックよりも小さな中型トラックなどでも巻き込み防止装置を取り付けている車両は多い。



巻き込み防止装置の基準


【堅牢である巻き込み防止装置】
 巻き込み防止装置自体に対しても保安基準があり、以下の様な巻き込み防止装置を取り付けなければならない。

堅牢であること
腐食などにより、確実に取り付けができないものは基準に適合しない。
巻き込みを有効に防止することが可能
一体板物、すのこ状、網状、棒状(3本以上)また、これらとどうとの形状ものであること。
取り付け位置
巻き込み防止装置の下縁が地上450mm以下の高さであること。
上縁が地上650mm以上の高さ
荷台との高さの関係
巻き込み防止装置の上縁と荷台の間隔が550mm以内になるように取り付けなければならない。

 また、軸間が800mm以上ある場合には、巻き込み防止装置を取り付ける必要がある。
そのため、トレーラーヘッドや、前2軸の大型トラックの前2軸間に巻き込み防止装置が取り付けられているものもある。

おわりに

 いかがだっただろうか。
巻き込み防止装置とは、歩行者等が巻き込まれた時の被害を軽減させるための装置であり、主に大型トラックに取り付けられているものであるということがおわかりいただけただろうか?
また、取り付けに関しても保安基準で決められているので、保安基準に反するような取り付けをしないようにして欲しい。
その際に、この記事が少しでも参考になれば幸いである。

~参考になったら、みんなにも教えよう~
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