最遠軸距とは?車両総重量との関係など

最遠軸距という言葉をご存知だろうか。
ひょっとしたらトラックに乗っている方でも聞き馴染みはないのではないだろうか。
この最遠軸距、実は積載量などにも影響を及ぼしている。
今回は、この最遠軸距についてまとめてみたので参考にして欲しい。
ひょっとしたらトラックに乗っている方でも聞き馴染みはないのではないだろうか。
この最遠軸距、実は積載量などにも影響を及ぼしている。
今回は、この最遠軸距についてまとめてみたので参考にして欲しい。
最遠軸距について

最遠軸距とは、前輪のタイヤの中心(前軸)から後輪のタイヤの中心(後軸)までの距離のことである。
簡単に言ってしまえばホイールベースのことである。
しかしトラックの場合は車軸が多かったりするため、どこからどこまでがホイールベースなのかがわかりにくかったりする。
では、最遠軸距と車両総重量について説明していこう。
簡単に言ってしまえばホイールベースのことである。
しかしトラックの場合は車軸が多かったりするため、どこからどこまでがホイールベースなのかがわかりにくかったりする。
【トラック(多軸車)の最遠軸距】
後輪が2軸になっていたりするトラックでは、
最前軸(一番前)から最後軸(一番後)までの距離を最遠軸距としている。
後輪が2軸になっていたりするトラックでは、
最前軸(一番前)から最後軸(一番後)までの距離を最遠軸距としている。
では、最遠軸距と車両総重量について説明していこう。
最遠軸距と車両総重量
車両総重量の限度を決める際に、最遠軸距の長さが関係しているのをご存知だろうか。
最遠軸距が短いトラックは、車両総重量も少ないのだ。
反対に、最遠軸距が長いトラックは、車両総重量にもゆとりが出る。
なぜ最遠軸距と車両総重量を結びつけるのかというと「道路の保護」が目的のようだ。
極端な話をしてしまうと、最遠軸距が1mで、車両総重量が
25tのトラックが何台も連なって走行したら確実に道路は痛むだろう。
こういったことを軽減(重さを分散)させるために、車両総重量が重いトラックには長い最遠軸距が必要になるのだ。
では、最遠軸距に対する車両総重量の限度を見てみよう。
【最遠軸距と車両総重量】
ちなみに、車両総重量25tを超えるトラックで公道を走行するには、特殊車両通行許可が必要になる。
最遠軸距が短いトラックは、車両総重量も少ないのだ。
反対に、最遠軸距が長いトラックは、車両総重量にもゆとりが出る。
なぜ最遠軸距と車両総重量を結びつけるのかというと「道路の保護」が目的のようだ。
極端な話をしてしまうと、最遠軸距が1mで、車両総重量が
25tのトラックが何台も連なって走行したら確実に道路は痛むだろう。
こういったことを軽減(重さを分散)させるために、車両総重量が重いトラックには長い最遠軸距が必要になるのだ。
では、最遠軸距に対する車両総重量の限度を見てみよう。
【最遠軸距と車両総重量】
- 最遠軸距(m)
- 車両総重量(t)
- ~5.5m
- ~20t
- 5.5m~7m(全長9m未満)
- ~20t
- 5.5m~7m(全長9m以上)
- ~22t
- 7m~8m(全長9m未満)
- ~20t
- 7m~8m(全長9m~11m)
- ~22t
- 7m~8m(全長11m以上)
- ~25t
- 8m~9m
- ~25t
- 9m~10m
- ~26t
- 10m~11m
- ~27t
- 11m~12m
- ~29t
- 12m~13m
- ~30t
- 13m~14m
- ~32t
- 14m~15m
- ~33t
- 15m~15.5m
- ~35t
- 15.5m以上
- ~35t
ちなみに、車両総重量25tを超えるトラックで公道を走行するには、特殊車両通行許可が必要になる。
【車軸とタイヤの荷重について】
実は、車軸1本、タイヤ1本に対しても荷重の制限がされている。
車軸1本に対しては10tまでであり、
タイヤ1本に対しては5tまでとなっている。
実は、車軸1本、タイヤ1本に対しても荷重の制限がされている。
車軸1本に対しては10tまでであり、
タイヤ1本に対しては5tまでとなっている。
最遠軸距と総重量に関する動画
この動画は、過積載が故に横転してしまうトラックを撮影したものだ。
上記で説明したように、車両総重量とはちゃんと計算されて設定されているので、それを無視してしまうとこのような悲惨な事態になってしまう。
上記で説明したように、車両総重量とはちゃんと計算されて設定されているので、それを無視してしまうとこのような悲惨な事態になってしまう。
おわりに
いかがだっただろうか。
普段意識することの少ない最遠軸距だが、荷重の重いものを運ぶ際にはちゃんと最大積載量を確認しよう。
この記事が、少しでもあなたの役に立てば幸いである。
普段意識することの少ない最遠軸距だが、荷重の重いものを運ぶ際にはちゃんと最大積載量を確認しよう。
この記事が、少しでもあなたの役に立てば幸いである。
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