【エコトラック】DMEトラックのメリット・デメリットとは

【エコトラック】DMEトラックのメリット・デメリットとは

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DMEトラックとは?
 あなたは、DMEという燃料をご存知だろうか。
近年では、軽油に代替出来る燃料を研究しているが、DMEもそのうちの1つだ。

 今回は、そんなDMEを利用したトラックについてまとめてみたので、エコなどに興味のある方はご覧になっていただきたい。

DMEトラックとは

エーテル
 DMEというのは、ジメチルエーテル(Dimethyl Ether)という有機化合物の一種だ。
灯油とLPG(液化石油ガス)に近い特性があるため、中国などでは都市ガス用LPGの代替にしたりしているようである。

 そんなDMEを軽油の代替として、トラックの燃料に使用しようという事で制作されたのがDMEトラックだ。
DMEは自己着火しやすいため、ディーゼルエンジンの構造に向いており、PM(黒煙・微粒子)を排出しない事から、環境に優れた次世代ディーゼル燃料としての期待も高い。

 DMEトラックには以下のようなメリット・デメリットがある。

【DMEのメリット】
  • ディーゼルエンジンの仕組みをほとんど変更なしで使用できる。
  • PMが排出されないのでDPF装置などは不要である。
  • LPG燃料のタンクを利用することが出来る。

【DMEのデメリット】
  • 軽油と同じ距離を走行するためには2倍のタンク容量が必要になる。
  • 燃料の噴出の微調整が効かないため、NOx低減対策などができない。
  • 天然ガスを主燃料とするため、エネルギー資源を浪費してしまう。





DMEトラックの車種

製造されたDMEトラックの車種一覧


 まだ市販されていないDMEトラックだが、試験的には様々な車種で製造されている。
私が確認出来たものを以下に紹介する。

【DMEトラックの車種一覧】
  • いすゞ・エルフ
  • いすゞ・フォワード
  • 三菱ふそう・キャンター
  • UDトラックス・コンドル
  • ボルボ・FH
  • ボルボ・FM

 では、実際のDMEトラックの画像を見てみよう。



DMEトラックの画像


いすゞ・エルフ(5代目)
いすゞ・エルフ(5代目)
いすゞ・エルフ(6代目)
いすゞ・エルフ(6代目)
いすゞ・フォワード
いすゞ・フォワード

UDトラックス・コンドル
UDトラックス・コンドル
ボルボ・FM
ボルボ・FM
ボルボ・FH
ボルボ・FH



DMEステーション

DMEステーション
 DMEが普及しない理由として、燃料を給油するDME
ステーション(ガソリンスタンドのようなもの)が圧倒的に少ないのも理由の1つにあるだろう。
現在、日本国内にあるDMEステーションは4ヶ所しかない。

【DMEステーションの場所】
  1. 茨城県つくば市 - 産業技術総合研究所
  2. 神奈川県横浜市 - ニヤクコーポレーション
  3. 新潟県新潟市 - 東邦アーステック
  4. 神奈川県川崎市 - HTINK

 今後、DMEトラックを普及させるにはもっとたくさんの
DMEステーションを作らなければならないだろう。

DMEトラックに関する動画

 この動画は、DMEトラックの製造に取り組むボルボによるDMEトラックの解説のようなものだ。



おわりに

 いかがだっただろうか。
まだまだ、街中で見かけることはないが、これから技術が進歩してより素晴らしいトラックを
作ってもらいたいものだ。
この記事が、少しでもあなたの役に立つことが出来れば幸いである。

【その他のエコトラック】

~参考になったら、みんなにも教えよう~
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