Q.全低床と超低床の違いは?

Q.トラックの全低床と超低床の違いって何ですか?
トラックには、大きく分けて地面から荷床の高さまでが高い
「高床」と低い「低床」とがある。
さらに低床の中にも全低床と超低床があるのだ。
今回は、全低床と超低床の違いについてお答えしよう。
トラックには、大きく分けて地面から荷床の高さまでが高い
「高床」と低い「低床」とがある。
さらに低床の中にも全低床と超低床があるのだ。
今回は、全低床と超低床の違いについてお答えしよう。
全低床と超低床

全低床とは
まずは、全低床について説明しよう。
荷台の床が地面から高過ぎると、荷積みや荷降ろしの際に、相当な労力を使うことになる。
それを解消するために荷台の位置を低くした「全低床車」というものが作られた。
方法としては、タイヤを薄いもの(低扁平タイヤ)にするという簡単な方法だ。
場合によっては、ホイールも小さくすることがある。

超低床とは
全低床よりもさらに低くしたい!
そんな思いから作られたのが超低床だ。
一般的に「低床」とだけ言う場合には超低床を指すことがほとんどだ。
一体何が違うのかというと、超低床とはリヤタイヤ(ホイール含む)のみを小さくしたものだ。
画像を見てもらえば一目瞭然だが、キャビンよりもあきらかに荷台のほうが低くなっている。
しかし、フロントタイヤはノーマルと同じサイズだ。
では、それぞれのメリット・デメリットを見てみよう。
全低床のメリット・デメリット
【全低床のメリット】
- 乗り降りが楽
- フロントタイヤも小さくなっているのでキャビンが低く、乗り降りが楽である。
- 乗り心地を犠牲にしない
- タイヤが小さすぎないので、段差や悪路走行時の乗り心地が超低床よりも悪くない。
【全低床のデメリット】
- 荷台が高い
- 通常のトラックよりは低くなっているのだが、やはり超低床と比較してしまうと荷台が高く感じてしまう。
超低床のメリット・デメリット
【超低床のメリット】
- 荷台が低い
- 超低床はこれに限る。何を犠牲にしてでも荷台を低くしたい時というものがあるのだ。
【超低床のデメリット】
- 乗り心地が悪い
- さすがに、リアタイヤが小さすぎるので乗り心地に関しては多少は犠牲にしなければならない。
- スペアタイヤが2本
- 前後でタイヤのサイズが違うので、フロント用のスペアタイヤとリア用のスペアタイヤが必要になる。
おわりに
いかがだっただろうか。
どうしても低くしたい時には超低床が圧勝だが、乗り心地など色々と考慮すると、全低床が良さそうだ。
あなたの用途にあったトラックを選んで欲しい。
もし、低床トラックを購入する際にこの記事を参考にしていただけるのであれば幸いである。
どうしても低くしたい時には超低床が圧勝だが、乗り心地など色々と考慮すると、全低床が良さそうだ。
あなたの用途にあったトラックを選んで欲しい。
もし、低床トラックを購入する際にこの記事を参考にしていただけるのであれば幸いである。